暮らしのアークス、社長室の奈良です。
今回のレポートでは「就労移行支援」についてご報告したいと思います。
さて、皆さまは「就業移行支援制度」というものをご存知でしょうか?
就労移行支援とは、障がいを持った方や難病のある方が「一般企業での就労に必要な知識やスキルを身につけるために必要なサポート」を提供する福祉サービスです。これは、利用者が自立して働けるようになることを目的とした支援制度となります。
暮らしのアークス(株式会社アークス)では、この支援事業者として「就労支援」を受け入れる態勢を整えました。
「仕事が長く続かない」、「働きたいけど、なかなか仕事が決まらない」、「どんな仕事が自分に合うか分からない」、「就職しても仕事を続けられるか不安」など、就職や職場定着に関する不安や悩みは人それぞれです。
また人によっては、障がいや難病といった立場ではなくても精神的な疾患により「働きたいけど、働けない」といった悩みを抱えている方も多く存在しています。
私たちは、そんな悩みを抱えている方を広く支援し、1人でも多くの不安や悩みを解決するお手伝いをしたいと考えています。
ひとり一人に寄り添い、その方のために自分ができることを一生懸命に模索する、というスタンスは、私たちアークスが、日々の仕事でお客様に向き合うものと同じです。
このスタイルを自社に根付かせるためにも、就労支援での活動が自身に生きてくると感じています。
これは、地域密着企業として社内外にそれを周知することを考えたとき、「それを認めていただくには行動あるのみ!」「言葉ではなく行動で!私たちができることはすべてやろう!」という想いが発端となり、今回の就労支援への一歩を踏み出しました。
具体的には、現場での作業や実習を通じて就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートを実施しております。私たちスタッフと同じように朝に出社し、朝礼に参加。その後は各個人のスキルに合わせてお仕事の実習をお願いします。
また、弊社の就労支援実習での取り組みとして、【仕事のレクチャー】をお願いしています。弊社では同じ時期に平均で2~3人の実習生を受け入れていますが、実習開始の時期はバラバラなため、業務内容をレクチャーする必要があります。弊社ではスタッフ同席のもと、敢えて弊社スタッフからではなく、先に実習を開始している【先輩実習生】からレクチャーをしてもらう様にしています。他者に業務をレクチャーする事で、コミュニケーションを図る・業務に責任意識が生まれる・不明な点が発見できる。そんな経験や仕事を体験することにより、将来の夢に繋がる何かを得ていただければ嬉しく思います。
そして、今回、暮らしのアークスでの職場体験で学んだことが、実際の就職先でひとつでも役に立つものになれるようにと、願いを込めて取り組んで参ります。
さらには、今回のような活動を行うことで、自分自身を見つめ直し、関わる全ての方々への感謝と優しさを直接体験することで、私たち自身も大きく成長すると考えています。
皆さまにとって、誇らしく、優しく、そんな企業に成長できるように今後も継続して活動していきたいと思います。
皆さま応援よろしくお願いいたします。
《このレポートを書いた人》
奈良 美歩(NARA MIHO)/社長室 社長室サポート
所属する地域活動団体で下田と出会い、アークスへ入社。栄養管理技士という異色の資格を持ちながら、現在は社長室サポートとして社内環境の整備とイベント企画を担当。小柄な見た目とは反し、パワフルな行動と活躍で社内外からも厚い信頼を寄せる、2児の母。