暮らしのアークス 社長室の鈴木です。
今回のレポートは、八潮市で発生した陥没事故における支援活動の実施のご報告です。
2025年1月28日、弊社の活動地域である埼玉県八潮市で大規模な道路の陥没事故が発生しました。
この事故によりトラック一台が転落し、未だ運転手の方の救助が難航しています。また周辺地域では避難勧告が発令されるなど被害の範囲も拡大しました。
また今回の事故に伴い、事故現場周辺の住民の皆様に加え、埼玉県の多数の市の該当地域の方々に下水道の使用自粛が呼びかけられました。
通常であれば、毎日の入浴や洗濯、料理などで水を多く使用するため、排水制限は通常生活において大きな負担となります。
このような状況において、地元企業として私たちは、何か地域の皆様のお役に立てることはないかと考え、この度【ふろ水洗浄剤】を無料配布する支援活動を行うことを決定しました。
事故発生から数日が経っても状況が中々好転しない中、弊社では「一刻も早い救助や復興のため、企業として何ができるのか」を議論しました。下水道の使用制限がなされる中で生活用水を節約する手助けとして、浴槽に残った湯を清潔に保つことができる【ふろ水洗浄剤】を配布させていただくことで、少しでも節水の手助けやきっかけに繋がると考え、行動に至りました。
風呂水を再利用する際、洗浄剤を使用することで細菌の繁殖や不快なにおいを抑え、衛生的に再利用していただけます。
まずはスピードを最優先にするため、ネットでの大量購入の他、各スタッフが連携し、対象地域外の薬局などを巡って最低限必要な数量を確保しました。
また、通常業務との兼ね合いを考慮しつつも、「一刻も早く地域の方々に配布すること」を最優先に位置付け、各スタッフ対応にあたりました。
配布活動は、地元の町会や同じ地域で活動している企業様などと連携しながら進めており、そこからの繋がりで地元の商工会の協力もいただき、地域全体が一丸となって住民の皆様を支援する動きが広がりつつあります。
この活動を広げるために、沢山の方々にご尽力いただけました事、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
2月3日から配布を始め、3日間で対象地域の約900世帯にふろ水洗浄剤を配布しました。
その後支援活動は広がり、一週間でおよそ2000世帯の方々に配布とご協力のお願いをすることが出来ました。
配布対象は、弊社活動地域で排水制限を受けている八潮市・草加市・川口市一部の地域にお住まいの方々です。
地域の皆様からは、「このような支援は非常にありがたい」といった感謝の声をいただいており、私たちもまた、地元企業として地域に根差した存在であることを改めて実感いたしました。
また今回の支援活動については、各メディアにて取り上げていただきました。報道では、ふろ水洗浄剤を受け取った方々のインタビューなども紹介され、「支援に感謝している」という声が報じられました。
写真引用:埼玉テレビ「ニュース530」2025年2月5日放送
支援活動が報道されたことにより、地域の方からお問い合わせも多数いただきました。
私たちは、このように多くの方々が支援に関心を持ってくださっていることを大変嬉しく思っています。地域全体で支え合うことが、困難な状況を乗り越える力になると信じています。
埼玉県より2月12日正午から、下水道使用の自粛のお願いは行わないとの通達があったことにより、弊社といたしましても、本活動を終了させて頂く運びとなりましたが、
依然として救出活動は難航しており、まだまだ先が見えない状況です。
私たちは、1日でも早い被害者の救出と現場の復旧、現場で作業をされている方々の安全を心から願っています。
市当局や専門機関の皆様が懸命に取り組まれている中で、私たち企業ができることは限られていますが、地元地域企業として、少しでも地域の皆様に安心を届けるため、そして皆様の「暮らし」を守るため、今後も支援活動を続けていく所存です。
今回の支援活動を通じて、私たちは改めて地域社会とのつながりの大切さを実感しました。困難な状況に直面したときこそ、地域全体が一丸となって支え合うことが重要です。私たちも、今後さらに地域に根差した企業として、皆様のお役に立てる活動を続けていきます。
引き続き、地域の皆様への情報発信や支援活動に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
一刻も早い救出と復興を、スタッフ一同こころよりお祈りしております。
【報道・掲載】
※テレビ放送
埼玉テレビ「ニュース530」2025年2月5日放送
日本テレビ 「news zero」2025年2月11日放送
日本テレビ 「ZIP!」2025年2月12日放送
※ネット掲載
YAHOO! JAPAN「YAHOO! JAPAN ニュース」2025年2月5日/2月11日掲載
地域NEWS「号外NET 草加市」2025年2月7日掲載
《このレポートを書いた人》
鈴木遥(SUZUKI HARUKA)/社長室 室長
塾講師を経て株式会社アークスに入社。アークスの仲間や地域の皆様、たくさんの方々に支えられ日々奮闘中。「関わる全ての人々に親切に接する」ことを忘れず、沢山の方々との縁を大切にして、業務に取り組む頑張り屋さん。