こんにちは。暮らしのアークスの鈴木です。
今回は、地域で素敵な活動をされている八潮市の重量物屋さん『山本商店』さん主催の「夢拾い」に初めて参加させていただきましたので、その様子をレポートいたします。
夢拾いとは、一言で言うと“ゴミ拾い”なのですが、ただの清掃活動ではありません。山本商店さんが日頃から取り組まれている、地域への感謝と未来への思いが込められた活動です。毎月1回、地域の皆さんと一緒に、まちをきれいにしながら心のつながりも育てていこうという目的で続けられています。
山本商店さんは、八潮市を拠点に金属くずや廃プラスチックなどの産業廃棄物の収集運搬・リサイクルを手がける企業で、地域に根差した環境事業を展開されています。地域イベントやボランティアにも積極的で、地元の方々との信頼関係をとても大切にされている企業です。
私がこの夢拾いに関心を持ったきっかけは、代表の田中恵子さんとの出会いでした。田中さんとは、八潮市で起きた道路陥没事故の際知り合いました。お互い「暮らしを守る」という想いを持っていることを知り、今回のご縁に繋がっています。
当日は朝8時に八潮市商工会館前に集合。山本商店のスタッフさんをはじめ、地元の方や企業関係の方、ご家族連れなど、約30人が集まって活動がスタートしました。
それぞれがトングとゴミ袋を手に、ゴミを拾っていきました。
実際に歩いてみると、落ち葉の中に紛れた吸い殻や、道路の隅に溜まった包装ゴミなど、目立たないけれど確実に存在する“まちの中のゴミ”に気づきます。何気ない通勤路、買い物の道も、こうして丁寧に見つめることで新たな気づきがあり、気持ちまで整っていくような不思議な感覚でした。
この活動の素晴らしさは、ただ道がきれいになるだけでなく、参加者同士の交流が自然と生まれることだと感じました。
初めてお会いする方とも「そっちの道はどうでした?」と話がはずんだり、「この活動、いつもやってるんですか?」と地域の方からお声をかけていただいたり、まちの中に自然と会話が生まれる時間でした。
印象的だったのは、主催者である山本商店さんの姿勢そのものでした。
単なる清掃活動としてではなく、地域を大切にする気持ちや、人と人とのつながりを育てる場として夢拾いを継続されている姿勢に、深く共感しました。
「拾うのはゴミじゃない。夢を拾うんだ。」そんな温かさがこの活動にはあります。
私自身も、地域でこうした活動に参加するのは初めてだったのですが、終わったあとはとても爽快で、心がすっきりしたような気持ちになりました。体を動かしながら、地域の方と会話しながら、まちを良くしていく。そんな時間を共有できることが、すごく尊いことだと改めて感じました。
これからもアークスとして、こうした地域の輪に参加させていただく機会を大切にしながら、自分たちにできることを少しずつ積み重ねていきたいと思っています。田中さんをはじめ、山本商店の皆さま、そして一緒に活動された皆さま、本当にありがとうございました。
またぜひ、参加できたらうれしいです。
《このレポートを書いた人》
鈴木遥(SUZUKI HARUKA)/社長室 室長
塾講師を経て株式会社アークスに入社。アークスの仲間や地域の皆様、たくさんの方々に支えられ日々奮闘中。「関わる全ての人々に親切に接する」ことを忘れず、沢山の方々との縁を大切にして、業務に取り組む頑張り屋さん。